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指原莉乃 ゴム手袋(総選挙分析ライター)

2012-02-25 18:22:22 | チームA・チームK・SDN48
指原莉乃 ゴム手袋(総選挙分析ライター)
 
ゴム手袋 かぶって割った さしこです」・・・週刊AKB(読み人知らず)
 
 
冒頭の句は、2012年2月12日に放送された週刊AKBの「AKBかるた選手権」という企画の中で指原莉乃について読まれたカルタの句である。
 
この句の紹介のあと、この証拠となる指原の実際の映像が紹介された。それは週刊AKB 2010年7月16日放送の指原が渋谷の街頭でゴム手袋を頭からかぶり鼻息で割った罰ゲームの映像である。
 
指原はこの罰ゲームをやったことを自虐的にTVのバラエテイー番組で語っていて、「2010年11月23日さんま御殿!!」では、この渋谷での経験を「アイドルが体をはってやっている」大変な仕事の一例として語っているが、その際ほかの出演者からその苦労は「芸のこやし」と慰められている。
 
<2010年11月23日 さんま御殿!!>
「以下指原の発言・・AKB48ということでキャピキャピした仕事ばかりしているんじゃないかと思われるんですけれど、体をはっているんだということをわかってほしいんです。やっぱり選抜総選挙1位の優子ちゃんとか2位の前田さんとかはドラマの仕事とかやっていて、すごいと思うんですけれど、私はサウナとかで巨大なプリンをつくるといって銭湯とかで一時間とか二時間とかこもっていたりとか、あと渋谷のど真ん中でゴム手袋をかぶって鼻息で割ったりしている。人気が出るのはやっぱり、ドラマとかに出ている人じゃないですか。自分の中でも自分の顔が前田敦子だったらこんなことしなくていいと思うんですけれど。独自のルートでがんばっていかなければと思い、鼻で風船割ったり、巨大な蛇にチューしたり日ごろ毎日大変なことをしているんですよ。アイドルもこういうことをしているんだということを皆さんに知ってほしい。『いつかドラマの話来るって。(さんま) 』鼻で割っててもですか?大丈夫ですかね?」
『ゴム手袋を鼻で割るという女が主役のやつを橋田寿賀子さんが書いたらひっぱりだこや(さんま) 』、『私はデビューの最初の映画の時に周りに見物人が見ているところでゴミの山の中に捨てられた、だから風船ぐらいで(めげずに)がんばって(夏樹陽子)』、『なんでも芸のこやしだから(有森也実)』
 
 
また、「2011年4月20日 浜ちゃんが!」の放送の中では、この罰ゲームをやっている自分を振り返ったときに「次期エースを外された」という自覚をしたと述べており、指原にとってはこのゴム手袋を鼻息で割るというゲームは精神的にも相当つらかった経験だったようだ。
 
<2011年4月20日 浜ちゃんが! 指原莉乃VS神田沙也加>
「以下指原の発言・・今AKB内で指原が、キャラがだんだんついてきて、へたれキャラといいますか、そういうイジラレキャラで番組とか出させてもらうようになってきた。ただ、キャラって濃ければ濃いほどすぐ消えていくじゃないですか。最初はこんなキャラじゃなくて、実は「AKBの次期エース」と言われていた。番組内のバンジーシャンプで4人チャレンジしたんですけれども、4人目でずうっ~と飛べなかったんですよ。それから「へたれキャラ」と言われてしまいました。渋谷のスクランブル交差点のところで�、ゴム手袋をかぶって鼻で割るっていうエスパー伊東さんの芸をやらせていただいたときに、『アタシ何やっているんだろう?』そこで私は『次期エースから外れたんだ』と思いました。」
 
 
一方で、「2011年8月20日めちゃイケ」では、この鼻手袋ゲームを実演して行い、エスパー伊東と対決し堂々勝利している。このときの指原は、AKB選抜総選挙9位という実績を持つアイドルでありながらも臆することなくゴム手袋を頭からかぶり、10数秒でゴム手袋を割ってエスパーに勝っており、完全にこの芸を体得していることを示し、他の出演者から賞賛を浴びるとともに見るものに何か「凄み」を感じさせた。
指原莉乃「鼻風船割り 2011年8月20日めちゃイケ」映像
 
こういう幾つかの映像を見ていたので、実際の渋谷の罰ゲームの映像はどんなものだったのかということを確認するため以前からYOU TUBE上で探していたが、探し方が悪かったのか実際の映像にはついに行き当たらなかった。
 
そのかわり、YOU TUBEで、「週刊AKB Vol.8 チャレンジ・ザ・AKB(指原莉乃ゴム手袋)」が掲載されており、心が折れそうになりながらも、このゲームをひとり黙々と練習し芸を体得しようと努力する指原の映像は見ていた。
指原莉乃「ゴム手袋」映像 
 
そういういきさつがあったので、2月12日に再放送された渋谷での罰ゲームの映像は、非常に興味深く見ることができた。
 
映像は70秒ほど。夜、渋谷のスクランブル交差点で信号が赤になり、足が止まった通行人に対して指原がひときわ大きな声で自己紹介をして、罰ゲームを始めることを宣言する。そして、おもむろにゴム手袋を頭からかぶり、鼻息で手袋をふくらませ始める。ゴム手袋の後ろには「ヘタレ」と書かれていて、風船がおおきくなるほど字が読み取れるようになる。ゴム手袋をかぶって風船を割るまでの時間は30秒弱。信号が切り替わる前には70名ほどの通行人が指原を見ており、信号が青に切り替わったのちも40人弱が見ていて、指原が風船を割った瞬間には通行人の何人から拍手と歓声がわいた。風船を割り終わると自己のアピールを行い、そのタイミングとあわせたように、交差点にAKB48の「ポニーテールとシュシュ」の宣伝トラックが横切り、通行人に対して「これ歌っているので買ってください。」と言って終了する。
 
<週刊AKB 2010年7月16日放送 指原莉乃 渋谷で行われた罰ゲーム>
「以下指原・・・皆さんこんばんは。AKB48チームAの指原莉乃17歳です。きょうは私の特技であるこれ(ゴム手袋)を使って、鼻息でゴム手袋を割りたいと思います。罰ゲームです。良かったら見ていってください。(ゴム手袋を頭からかぶり鼻息でふくらまし)割れた。ありがとうございました。皆さん。お邪魔しました。指原莉乃です。AKB48、指原莉乃。これ(AKB48の「ポニーテールとシュシュ」の宣伝トラック)歌っているんで買ってください。」
 
 
罰ゲームの映像の内容は以上だが、まず、このゲーム自体が渋谷の交差点で、アイドルが一人で見知らぬ衆人環視のもと、ゴム手袋を頭からかぶり鼻息で割るというという屈辱的な内容なので、アイドルのプライドを捨てるぐらいの心構えを持たないと、とうていできそうにない精神的に非常にタフ(過酷)なゲームと言える。
仮にやれたとしても、恥ずかしいという気持ちがまさったり、とりあえずその場しのぎにやるという気持ちがあったら、通行人が足を止めて見てくれることも、ゲームをやり終えたあとに通行人から拍手をもらうこともできない。
時間は短くてもTVで放送しようとすると、中途半端な出来ではおもしろくないので、しっかりやり遂げた(受けた)ものでないと使われない。
その意味でこの罰ゲームは精神的に非常にタフな上に通行人から評価されなければならないので難易度が高い。
 
また、指原は、以前に同じ週刊AKBの企画で2009年9月25日と10月16日のバンジージャンプに失敗して、しばらく番組を干されるという苦い経験をしてきているので、この時のような失敗は許されないというプレッシャーがあったろう。
 
そうすると、映像には出てこないが、このゲームに臨むにあたっての心の葛藤(ストレス)は相当のものがあったろうと想像する。
 
他方で、このタフな企画に真摯に向き合いアイドルのプライドを捨てて全力で努力しこの企画を完璧にやり遂げたのちの指原には、AKBのほかのメンバーにはないタフさと独自の芸域の確立が始まったのではないか。
 
この2010年の渋谷での収録の現場にもいて、2月12日のカルタ大会の番組にも出演した多田愛佳は、「(このとき指原は)がんばっていましたね。まあ、今はねえ、ソロデビューするなんて思ってもいなかったですね。あの時。」とコメントしているが、まさにあの時にアイドルのプライドを捨てて鼻手袋の芸をしっかり体得することで一皮もふた皮も向け、干されたどん底から「這い上がってきた(秋元康)」ことが評価され、今年の「ミューズの鏡」でのドラマ初主演、「それでも好きだよ」ソロデビューにつながったとも言えそうだ。
 
そう考えてみると、指原にとってのゴム手袋を鼻息で割るという芸は大変重要な意味を持つものになりそうだ。
 
以上
 

指原莉乃 「渋谷で鼻風船」映像 141130
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